●●●作品に対してあれこれと●●●



ロミオとヒット曲 ロミオとごっつ
ドラマ「ロミオの青い空」 作品との出会い


ロミオキャラクターソング 

最近のアニメのアルバムといえばキャラクターソングがつきもの。
ロミオの青い空のアルバムにも、当然ながらキャラクターソングが入っていた。

ドラマ&ソングブックVol1には、
アルフレドの「君がいるから」、アンジェレッタ
の「あなたの話を聞かせて」
黒い兄弟の「英雄のマーチ」、ロミオとビアンカの「OnlyTruth」。

CDドラマには
ロミオのアルフレドに対するレクイエム、「空へ...」のロミオVerが入ってる。

CDを持ってない人に説明すると
「あなたの話を聞かせて」はアンジェレッタがロミオと別れたときにかかってた曲。
つまりイザベラ様からもらったオルゴールからかかった曲である。
「英雄のマーチ」は、言うまでもなく狼団に勝利した時に歌った曲。
唯一の島田さん作詞の曲である。
「OnlyTruth」は、ビアンカが初登場したときにピアノで弾いてた曲。
レクイエムは黒い兄弟と狼団が和解した時にかかってた曲である。

いずれも名曲揃いなわけだが、ちょっと欲を...。

まず、キャラクター一人一人の歌がもう少し欲しかったところである。
本格的にキャラソンとして単独で歌ってるのが
アルフレドとアンジェレッタだけなんだよな。

主人公ロミオは4曲歌ってる訳だが、
元気で純粋で友達思いなロミオをイメージした曲がもう一曲欲しかったところ。
レクイエムは一時期の心境だし、「空へ...」自体はいい曲なのだが、
ロミオのイメージソングとしては少し違うような。
ビアンカも「OnlyTruth」は名曲なのだが単独の曲が欲しい。

あと、他のキャラや狼団のキャラソンも欲しい。
具体的にいうと、ダンテ単独、ダンテ+アントニオ+ミカエル、ジョバンニ、ニキータ
辺りのキャラソンだな。
特に、ジョバンニがキャラソン出すと喜びそうな人が出てきそうだな。

「空へ...」はロミオバージョンもいいのだが、オールキャラバージョンも欲しいところ。
一番を黒い兄弟が歌って、二番を狼団が歌うという感じで。
サビは女性声優がいいから、一番は藤田さん@アルフレド、
二番は石津さん@ニキータが理想だな。
そして三番のサビは全員で歌うと。


デジモンのキャラソンを聞きながらこんな妄想をしてしまいました〜(爆)。


ロミオとヒット曲 

ロミオが放送された1995年、ヒット曲が続出し、多数のミリオンセラーが出た。
ちょっと、ロミオが放送された時期とそのときに出たヒット曲を比較してみる。

左はロミオのタイトル、右はその前の日に放送されたCDTVで1位をとった曲である。

霧の街に消える WOW WAR TONIGHT(H Jungle With T)
火をともせ!11人の誓い [es]〜Theme Of es〜(Mr.Children)
朝日にとどけ!団結の歌 ねがい(B’z)
アンジェレッタの秘密 TOMORROW(岡本真夜)
おばあさまに会えた! LOVE LOVE LOVE(Dreams Come True)
誇り高き魂 シーソーゲーム(Mr.Children)
素敵なクリスマスイブ ジンジンジングルベル(森高千里)
空へ!自由の翼にのって Chase the Chance(安室奈美恵)

ま〜強引だけど、数曲チョイス。4月以前がないのが残念だけどね。
一番合うのは、ロミ×アンジェと「LOVE×3」だと思ったりして。

上のリストの曲を見て、当時のロミオのことを思い出したもいるだろう。
ただ、95年のヒット曲でありながら一番のロミオソングであるあの曲がない。
そうMY LITTLE LOVERの「Hello,Again〜昔からある場所」である。

この曲は9月23日、9月30日、10月7日の3週にわたって1位になっている。
ところがこの時期は、特番によるブランクが開いている。
とはいえ、「永遠のアルフレド」が放送された前日にはランクアップして2位。
翌週の「最後の誓い」の前日も続けて2位になっている。
ちなみに初登場は9月2日2位で「誇り高き魂」の放送前日。
別にタイアップどころが何も関係ないけど、アルフレドの活躍にあわせて
ヒットしている感じである(笑)。

この95年は名曲揃いだったが、何気にロミオに合う名曲が多っかたりする。


ロミオとごっつ 

「ロミオの青い空」はアニメの最高傑作だったが、
そのあとやってた「ダウンタウンのごっつええ感じ」はコント番組の最高傑作だった。

「ごっつええ感じ」は91年の年末という中途半端な時期に始まった。
土曜夜のコント番組「夢で逢えたら」が好きだった自分は、
その流れを組む「ごっつ」を欠かさず見た。
そのころの名劇作品は「トラップ一家物語」だったが、
実は「ごっつ」を見ても「トラップ一家」を見てなかったりする。
(名劇にはまってから、総集編や再放送は当然見ていたが)
そのときハマっていたアニメは名劇ではなく、「ふしぎの海のナディア」だった。

「ナンジョー」が始まってから名劇→ごっつという図式ができあがった。
つまり、大感動の後に大爆笑を味わうという贅沢なことが日曜夜にできたのである。
その贅沢が、翌日から学校だという憂鬱感を吹き飛ばした。

そして、95年1月15日に「ロミオの青い空」が放送を開始した。

ロミオが勇者の木登りで火事を見つけた5分あとに、
シンガーソングライター板尾が意味不明な歌を歌いだした。

ロベルトが倒れた週には、
ゴレンジャイ第1回とキョーちゃんが放送された。

アルフレドが初登場した週には、
半魚人が「産ませてよー」とねだった。

アンジェレッタが姿を現した週には、
「ザ対決」で松本ハイジと浜田ネロが戦った。

黒い兄弟が結成された週には、
MR.BATERがパーティー行かなあかんかった。

アンジェレッタがミラノを去った週には、
ホンコンさんが全身を黄緑に塗って、リアルポンキッキをやっていた。

ビアンカとアルフレドが再会した週には、
MジャングルがAD浜田に文句たれていた。

アルフレドが天に召した週には、
松ちゃん扮するしょうたが、墓石の下から板尾君に「あそぼ」と話し掛けていた。

ロミオが成長して教師になった週には、
やすしくんが「おこるーでしかし」と歌っていた。

「ごっつ」には春、秋スペシャルを2回ずつ、計4週にわたってロミオをつぶした
罪があるが、かなり面白かった。
しかし、名劇は97年春に終了、「ごっつ」はその半年後に終了した。

とりあえず今は「ワンピ」→「笑う犬」という流れになってるが、
「ワンピ」はともかく「笑う犬」は、そのときの贅沢を越えてないような気がする。
一時期、日曜夜に何も見てなかったときに比べりゃ、マシになったが。

ロミオと「ごっつ」をたて続けに録画したビデオが家に数本あり、
それを見て、その頃の贅沢を思い出したりしている。


ドラマ「ロミオの青い空」 

「ロミオの青い空」は今時のドラマの出来だと印象を受けた。

今までの名劇は、家族のふれあいとか日常を描いたホームドラマという感じの
作品が多かったのだが、ロミオは違っていた。
キャラのセリフに重みがあって、演出は重苦しいドラマ並みだった。
けれども、そういったセリフや演出があったからこそ、キャラの真っ直ぐな生き方が
引き立ったわけで。

悪く言えば大げさな表現は、古い名劇ファンからは批判があったらしいが。

個人的にはTBSドラマと比較してしまう。
特に「若葉のころ」とか「人間・失格」、「聖者の行進」とかと。

「若葉のころ」はKinKiKids主演の、
アルバイトをしながらて家族を支える少年と、
裕福だけど孤独感を感じてる少年の友情物語。
全体的な世界観とかはかなり違うのだが、
「生きることの意味」「死ぬことの答え」というテーマが何か通じるものが
ありそうで。
別に裕福な少年が死ぬわけではないのだが。

「人間・失格」は学校でのイジメをテーマとしており、ロミオと全く違うのだが、
「人間・失格」のタイトルをロミオに強引に結びつけると、

「イジメの法則」−新入りのロミオをアンゼルモがいじめる法則
「仮面の友達」−ダンテのことか
「引き裂かれた絆」−売られて離れ離れになるアルとロミ
「逃げない勇気」−警察に追われてるけど、爆弾犯が
「最後の手紙」−アンジェと離れる前の手紙
「少年の亡霊」−これは30話以降の彼だね
「最後の対決」−狼団との一騎打ちか
「明日に架ける橋」−何気にロミオにもマッチしそう。
「禁じられた少年愛」−ノーコメント(爆)

最後に「聖者の行進」だが、これは知的障害者への虐待をテーマにしたドラマ。
社会的立場が弱いものへの虐待を考えると
これが比較的前2作に比べて、「ロミオ」に近いドラマっぽそう。

主人公は「青い空は僕の友達」と言って、三匹のこぶたが読むし
ヒロインは金持ちの娘だが、髪を真っ赤に染めてるし、
妹のためにと、知的障害者のふりして施設に入る頭にいい青年がいるし、

これは意識してるのかな。まさかね。


もしも「黒い兄弟」をベースとしたドラマをやるのなら、
この3作品を演出した伊藤一尋さんに、演出してほしいと思ったりする。


作品との出会い 

自慢じゃないけど、ロミオの青い空はリアルタイムで全話視聴した。
旅行とかぶった時は旭川のユースホステルで視聴した。
しかも第1話から全話リアルタイムで録画した。

普通、何かしらの前評判がないと番組を1話から録画しない。
つまり、少なくともロミオにはまる前に世界名作劇場にはまらないと
1話から録画するといったことはあまりできないだろう。

当然、自分も世界名作劇場にはまって、ロミオに出会ったわけだが、
そのはまる大本(おおもと)となったのは「ラピュタ」や「魔女の宅急便」と
いったジブリ作品である。
この辺であのキャラクターデザインと欧風属性が身についてしまって、
「「ラピュタ」や「魔女宅」みたいのをテレビで見たい。」→「世界名作劇場」
といった流れになったのだろう。

余談だが、欧風属性がたたったせいか、悲しいがな近年のジブリ作品には
一時期ほどはまれなくなった。「猫の恩返し」は比較的属性があるが。

すぐに「世界名作劇場」を見るわけではなく
「不思議な海のナディア」という「ラピュタ」に似た作品で遠回りをすることになった。
遅いことに「世界名作劇場」デビューは「若草物語ナンとジョー先生」となった。
これは全話録画までいかないものの、見れないときは録画程度にはまった
作品になった。ナンはキキに少し似てたし。
この頃からストーリー重視のハートウォームアニメにはまりだす。
(ちなみに「ナンジョー」は再放送を全て録画)

「七つの海のティコ」はそれなりにハートウォームだったが、
ストーリー的にも絵的にも自分の求めてるところのと少し違った。
そのため、最終回を録画するだけになった。

そしてティコが終わった後、流れた予告

☆「魔女の宅急便」のような欧風の下町が舞台
☆「ラピュタ」のパズーのような純粋な少年が主人公
☆両作品と同じ感じの絵柄

録画決定!!