![]() |
今日はアンジェレッタの11歳の誕生日である。ロミオは、エッダとアンゼルモの留守のすきを狙って、アルフレド、ダンテ、ミカエルとともにアンジェレタに会うことにした。みんなそれぞれアンジェレタに自己紹介するが、アンジェレッタはロミオの話でみんなのことを知っていた。黒い兄弟の4人はアンジェレッタにりんごと真心をプレゼントすることにした。真心とは4人が唄う「英雄のマーチ」である。アンジェレッタは4人から勇気を分け合ってもらえた。今までのアンジェレッタの誕生日はロッシとオルゴールを聞くだけだったのだが、今年はこんなに祝ってもらったのである。アルフレドはアンジェレッタを黒い兄弟に入れることにした。 アンジェレッタと出会ったダンテは思った。アンジェレッタは本当はロッシとエッダの子どもじゃないと。ダンテの親方マツェオは、ロミオ、アルフレド、ダンテの3人に真実を語りだした。ある雪の日、モントバーニ家の伯爵夫人、イザベラが雪のような肌の赤ん坊をロッシに預けたと。ただし、その詳しい理由はわからなかった。 毎年アンジェレッタの誕生日には、ロッシがイザベラに会うことになっていた。アンジェレッタはそのことに気づいていた。ロッシが一番いい服を着ていくからである。アンジェレッタはロッシに頼んだ。イザベラに自分のことを伝えて欲しいと。ロッシはイザベラにいつか会えることを約束して、モントバーニ家に向かった。その様子を影で見ていたロミオはロッシの後を追うことにした。 ロッシはモントバーニ家の門を通れたが、ロミオは当然通れなかった。そのとき、門のところで煙突掃除の助けを求める声がした。ロミオは運よくモントバーニ家に入ることができた。 イザベラは11年前、息子アドルフォを失った。そのため、身内にはイザベラの財産を狙おうと近づくものばかりだった。しかし、イザベラの愛犬、バッカスが彼らの邪魔をした。 ロミオはピッコロを捜してるうちにとある部屋に迷い込んだ。そこにはアンジェレッタに似た男性の肖像画があった。この男性こそアドルフォである。その部屋にロッシとイザベラが入ってきたのでロミオは隠れて様子を見ることにした。 イザベラは冷酷な表情でロッシにアンジェレッタの養育費を渡した。そのことは義務だと話すイザベラ。そんなイザベラにロッシはアンジェレッタに会うように言った。自分の孫であるアンジェレッタに。土下座までしたロッシにイザベラは答えた。アンジェレッタまで財産を狙うようになったと。 こらえなくなったロミオは姿を現した。イザベラにアンジェレタの真心を伝えようとした。ロミオが命をかけて真実を証明するといったら、イザベラはロミオに銃口を向けた。 |
![]() |
「アンジェレッタは夢のような一日を過ごしました。それから大好きだったおばあさまに頂いたオルゴールをきいて、いつも心の中でお話してます。」 アンジェレッタがイザベラに伝言して欲しいとロッシに言った言葉。誕生日がよほど楽しかったのだろう。オルゴールはイザベラの代わりでしょうか。 |
「今日はあの子の誕生日です。イザベラ様にとうとう会える。その知らせを贈り物にしてやりたいのです。」 アンジェレッタに会って欲しいとロッシがイザベラに言った言葉。アンジェレッタはここ数年同じことを言ってたが、ロッシが口にしたのは今回が初めてだと思う。しかし、イザベラの答えは。 |
![]() |
黒い兄弟の4人が「英雄のマーチ」をアンジェレッタに真心としてプレゼントするところ。誕生日とは関係ないですけどね、勇気を分け合ってもらったということで。ロザリオと違って、物として残らないのは残念ですが、絶対にこのプレゼントは忘れないですね。 |
![]() |
アンジェレッタがロッシの子どもではないことは、13話のアンゼルモの発言で既出ですね。本当はお金持ちの娘だというは予想ついてました。雰囲気で。 それよりイザベラとロッシの関係が気になりますね。30年来の付き合いというと、19話から察するに、ロッシが子どもの頃からイザベラが知ってるということになります。イザベラとロッシ(またはミミ)の間にどんな関係があったのでしょうか。私の推測だと、イザベラがパリからの道すがら雪で足止めを喰らった時にお世話になったという感じですね。 あと注目する点は、怖いもの知らずのロミオが、イザベラの愛犬バッカスを怖がるところ。顔が引きつるところがかわいいです。「落ち着いて」とかいいながら逃げたりして。狼団がバッカスを連れていたら最強です。 今回はモントバーニ家のお宝自慢より、アルフレドとアンジェレッタの会話をもう少しやって欲しかったです。ロミオを支えた両巨塔だけに。貴公子と天使の会話ってどんなものでしょうか。 アンジェレッタは11歳の誕生日でしたが、11歳の誕生日というとハーリー(以下略) |