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「勇者の木登り」で上まで登ったロミオが見たのは、燃えてる自分の家の畑だった。ロミオとロベルトはそこへ駆けつけ、子ヤギを助けた。火は三日三晩燃えつづけて、ロベルトは何もかも失った。 ロミオはロベルトから焼け跡の片付けを指示されるが、それを無視して、家族のためにと魚を釣るのであった。ロベルトはロミオをひどく叱ったが、ロミオは家出してしまった。 家出先のアニタの家の小屋で、ロミオは「自分はロベルトの実の子供ではないこと」と「そのため、ロベルトはロミオを売りに出す」という噂を聞きつけてしまう。ロミオはそれを否定し、また逃げ出した。 一方、ロベルトの所には死神が現われた。死神はロベルトにロミオを売ることを催促するが、ロベルトはまた拒否する。 ロミオは追いかけてきたジェシカから思い出話を聞く。ロミオが肺炎になった時、ロベルトの祈りでロミオが回復したということを。ロミオは父の優しさを知り家に帰った。 そして、ジェシカは再起を決意するが。 |
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「赤ん坊じゃない。赤ん坊なんかじゃない。父さんなんか、父さんなんか、わかってないんだ」 ロベルトに怒られた後、ロミオが泣きながら言った言葉。本当に子供っぽくていい。 |
「いいえ、売るものですか」 「僕売られるの?」と涙を流して聞くロミオに対して、ジェシカがロミオを抱きしめて言った言葉。母子関係の描写もうまい。 |
「どんなことがあっても、あの子は手放さん。ロミオは俺の息子だ。」 何度もロミオを売ることを催促する死神に、ロベルトが言った言葉。息子に対する思いがわかる。それに対して死神は「覚えとけ、最後に笑うにはこの俺だ」と切り返す。 |
「さあ、今日から始めましょ。みんなで何もなくなった所から始めるの我が家の第1歩を」 ジェシカが再起を決意した時に言った言葉。しかし、これを言った直後... |
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ジェシカが教会のステンドグラスを指差して、ロミオに「お前の父さんの真心なの」と言ってるところ。音楽もあいまって、このシーンが一番良かった。 |
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この回でも親子関係がいい。名劇主人公は両親揃ってる場合が少ないのでこのような描写は珍しいのでは。そういえば、同時期水曜日の夕方にも父子関係を描写してるアニメやってましたね。「赤ん坊じゃない」あたりなんか、その主人公がいいそうで。 この回放送が阪神大震災の5日後で、内容が内容だけにいろいろな賛否があったらしい。ジェシカの最後のセリフで被災地の方々はどう思われたのだろうか。 |
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