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ロミオとアルフレドは赤髪の少女、ニキータから言われた。これから煙突掃除夫として親方に売られることを。そしてすぐに親方が4人やってきた。親方達が、2人しか連れてこなかったことを抗議していると、親方の一人、シトロンがロミオに襲い掛かってきた。シトロンに体当たり攻撃するアルフレド。しかしシトロンはアルフレドが気に入り、ルイニに交渉する。 ロミオとアルフレドの売り値は80リラだった。これでは煙突掃除で元がとれない。さらに親方が3人やってくると、ルイニは82リラに値上げした。あわてた親方ロッシがロミオと買おうとした時、ルイニは85リラに値上げした。仕方が無くロッシはロミオを買った。別の親方がアルフレドを買おうとするが、シトロンがナイフでその親方を脅した。シトロンは監獄にぶちこまれる寸前の曰くありげな男だった。シトロンは86リラでアルフレドを買った。 ロミオとアルフレドは親方に売り渡され、役目を終えたルイニは何も言わずに去った。大都会ミラノでルイニと別れ、2人ぼっちになったロミオとアルフレド。2人にはお互いバラバラになる運命が待っていた。そんな時アルフレドはロミオと誓いを交わそうとするが、シトロンに連れ去られてしまう。後を追おうとするロミオだがロッシに捕まってしまう。しかし親方達から二度と逢えないことを聞かされると、ロミオはロッシから逃げた。ロミオは大聖堂広場で馬車に乗ろうとするアルフレドを見つけた。ロミオに気づいたアルフレドは馬車の中から誓いをした。胸に手を当てて。ロミオも胸に手を当てた。ロミオとアルフレドは永遠の誓いを交わしたのである。アルフレドを乗せた馬車は路地へと去っていった。 ロミオはロッシにボルゴ横丁に連れて来られた。ロッシは自宅に向かうのである。通りすがりの主婦が、ロッシの家にいる天使の行方を聞いた。ロッシは天使はパリに飛び立ったと答えた。 ロミオがロッシの家に入ると大きな女性がいた。ロッシの奥さん、エッダである。エッダはロッシの胸ぐらをつかみ、ロミオの買値を白状させた。85リラでは生活が苦しいというエッダに対して、ロッシは息子のアンゼルモを働かせればいいと言った。エッダはもちろん反発した。それを聞きつけたアンゼルモはエッダに甘えた。しかしその裏で不敵な笑みを浮かべた。 その夜、ロッシ、エッダ、アンゼルモは食事をとったが、ロミオには何も与えられなかった。ロッシは、ロミオに天使の部屋に近づかないように言い、ロミオを座敷牢に閉じ込めた。ロミオは座敷牢から見える夜空に思いをはせた。両親のこと、アルフレドのこと。 ロミオが寝ていると、天使の部屋からオルゴールと歌声が聞こえた。 |
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「君は僕の初めての親友だ。」 「僕も本当の友達に初めて出会った。」 ロミオとアルフレドが離れ離れになる前に交わしたセリフから。ロミオとアルフレドは出会って1週間しか経っていない。話数にすると4話である。この間にロミオがアルフレドのためにした行動は、アルフレドにとって相当なものだろう。 |
「僕達はずっと一緒だ。どんなに離れていても。」 「どんなに離れていても。」 ロミオとアルフレドが誓いを交わしたときのセリフ。ロミオは酒場で二度と逢えないと聞かせれ、アルフレドは親方に地獄の一丁目に連れて行かれると聞かされた。つまりお互い二度と逢えない事を覚悟していた。しかしそれを打ち消すように、再会を信じて誓いを交わした。 |
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大聖堂広場でロミオとアルフレドが誓いを交わすところ。BGMもあいまって、BEST3に入る名シーンである。バックの夕空も町並みに綺麗に溶け込んでいる。「離れていても一緒」の関係になった2人もいい。 |
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いいシーンはAパートに散りばめられていましたね。Bパートはロミオいびりの兆候といった感じです。できるならAパートを7話全体に散りばめて欲しかったのですが。けれどBパートはあの空気で天使の姿が垣間見えたもが良かったです。 残酷なキャラ、ルイニが去ったと思えば、今度は2人も残酷なキャラが出てきましたね。一人はアルフレドを「地獄の一丁目に連れて行く」という監獄寸前の男、シトロン。もう一人はエッダに甘えながら不気味にほくそえむアンゼルモです。これから登場回数が多くなるのは、ロミオに関わるアンゼルモの方ですが。 しかし、ロミオがアルフレドと別れると、アルフレドの出番が少なくなりますね。いいキャラなのに。 |
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