■ディーゼルだらけの四国編■

2004.03.27



マリンライナー1号 3121M 岡山 >>> 坂出
クハ223-5003 5:29 6:12

 本州から四国に渡るため、朝一のマリンライナーに乗る。早朝のマリンライナーは増結用の2両編成、3扉転換クロスシートの2両編成は少し違和感があった。乗車率は5割ほどだった。いつの間にか高架となった大元近辺を通過し、妹尾でマリンライナー2号と交換した。あちらも2両編成だが、宇野からの列車の接続を受けたとあって120p、100pの混雑だった。瀬戸大橋からは奇麗な日の出が見えた。

しまんと1号 2001D 坂出 >>> 須崎
2106 6:19 8:57

 坂出でマリンライナーからしまんとに乗り換える。JR四国内でしか特急を使えないきっぷを持っている身としては、本州からの快速と接続する今の時間帯の方が使いやすい。しまんと1号はいしづち3号の3分後に到着した。早朝のためか半室自由席には3人しか乗ってなかったが、琴平まで7人になった。高知県に入ると高知への用務客があり、大杉では6人乗車、土佐山田でも乗ってくる。高知では自分以外に1人乗り通し、代わりに大きな乗り込みがあり半室自由席は満席になった。須崎までの乗降は少なく、ほとんどが中村・宿毛方面への流動だった。

瀬戸大橋からの日の出 阿波池田に停車中の大歩危トロッコ

南風10号 40D 須崎 >>> 阿波池田
2117 9:18 11:09

 須崎から乗った南風10号は土曜日とあってほぼ満席だった。須崎で並んでいた5〜6人のうち前の方は座れたが、後ろの数人は座れなかった。ほとんどの駅は1線スルーになっているが、1線スルーになっていない斗賀野や伊野は徐行して通過した。

 高知では自由席の客のうち6割が入れ替わった。グリーン車や指定席は5割ほどの利用率だったが、自由席はまだ立客がいる状態だった。高知駅前後では高架化工事が進んでいた。土佐山田でアンパンマンミュージアムへ行く家族連れが降りて、自由席の立客はいなくなった。宇多津で高松方面サンポートへの流動を観察したかったが、阿波池田で徳島方面へ乗り換える。

剣山10号 16D 阿波池田 >>> 徳島
キハ185-19 11:16 12:27

 阿波池田駅は2面4線で、1・2番線を土讃線、3・4番線を徳島線が使うのが基本だが、土讃線の待避列車、折り返し列車は4番線を使う。その4番線には琴平と大歩危を結ぶ大歩危トロッコ号が停車していた。高知寄にはトロッコ客車、高松寄にはキハ185の先頭車を連結しており、坪尻と阿波池田の間、阿波川口と大歩危の間だけトロッコ客車に乗車可能である。トロッコ客車は座席指定券が必要だが、後ろのキハ185はただの普通列車扱いである。よってこの列車は特急型車両の乗り得列車になる。特に18キップ利用者にとっては本数の少ない区間を乗り得列車でクリアすることができ一石二鳥である。けれども、大歩危トロッコ号は時刻表の黄色いページに乗っており、大歩危トロッコ号目的で乗ったとしても、普通列車として18きっぷで乗れることには気付きにくい。

 剣山は四国に来ると決まって利用する特急である。急行時代に比べ本数が増え、利用しやすくなった。キハ185の2連だから九州横断特急のようにワンマン化できそうである。しかし、停車駅に無人駅が多く、車掌がキップを販売、回収している状況から、車掌削減より駅員削減という考えなのだろう。貞光も土休日は駅員不在のようで、車掌がキップを回収していた。鴨島で乗客が倍になった。線形がいいので、この辺から100キロぐらいを連続して出すようになる。

牟岐線普通 551D 徳島 >>> 阿南
キハ47-1085 12:29 13:14

 徳島はわずか2分接続で、別ホーム乗り換えである。徳島の階段位置は知っていたので、列車の後部デッキに移動して乗り換え準備をした。急いで乗り換えた牟岐線の普通列車は5割ほどの利用率だった。流動は阿南、中田、羽ノ浦が多く、それ以外の駅での流動は少なかった。

むろと2号 52D 阿南 >>> 徳島
キハ185-21 13:32 13:59

 阿南駅舎は橋上駅舎に改築されており、徳島県南部の玄関口らしくなっていた。駅舎の屋根は広く膨らんでおり、開放感のあるデザインである。きっぷうりばで「今度の特急に接続するマリンライナーのパノラマシート」と注文。駅員は接続時刻表を見て、慣れた手つきで発券した。

 阿南は徳島への結びつきはあるものの、徳島から先への結びつきは薄くなっているのではないかと思う。原因はやはり鳴門大橋経由の高速バスである。高速バスを使うと3時間もかからずに大阪へ行けるのである。JRだと4時間ぐらいかかるから、バスが相当苦手な人ぐらいしか鉄道を使わない状況である。現に、むろとの乗車率は5割ほどだったが、徳島でむろとからうずしおへ乗り換える人は数人しかいなかった。

開放感がある阿南の駅舎 マリンライナーの最後尾パノラマ(高松)

うずしお18号 76D 徳島 >>> 高松
2155 14:17 15:19

マリンライナー42号 3162M 高松 >>> 岡山
5104 15:22 16:15

 うずしおの徳島発時点での乗車率は6割ほどだった。志度での乗車が一番大きく、ここで満席になった。高松での乗り換え時間は3分しかないが、頭端式なので階段を乗り降りする必要はない。後向パノラマにも関わらずグリーン料金を奮発したのは、体験乗車の他、乗るのが発車前ギリギリなので岡山まで座れない可能性があることと、乗り換え移動距離を最短にしたかったという理由があった。マリンライナーは瀬戸大橋の真ん中で120キロをマークした。瀬戸大橋ではスピードの実感がたいして沸かなかったが、上の町付近の高架でスピードの実感がわいた。湖西線で初めて223系に乗ったときのことを思い出した。

のぞみ60号 60A 岡山 >>> 東京
727-22 16:22 19:46

 岡山からのぞみは座れなかった。自由席禁煙席の座席定員100人に対し、乗客は110人ほどになったのである。博多のぞみの続行だけではなく、広島と福山の利用者しかいないはずなのに。広島のぞみでこの状況だから、博多のぞみやレールスターはもっと混雑しているのだろう。新神戸で10人ほど入れ替わり、座ることができた。新大阪で半分の50人ほどが降りたが、それ以上の乗り込みがあった。20分後にのぞみがあるとの放送があったためか、立席は10人ほどとなった。普段は7分後にのぞみがあるが、今日土曜日は運休である。愛知万博輸送で700系が量産された後は、土曜日も運転するようになるのだろうか。

 京都で20人降りたが、50人と新大阪並みの乗車があったので、立客は40人近くに。デッキの自動ドアは開きっぱなしの状態になった。名古屋で50人近く降りて、ここで立客がいなくなった。ほぼ満席の状態で新横浜到着、20人ぐらいが降りた。乗ったのぞみは広島のぞみのため品川は通過となる。向かいのホームにはこだまが入線することになっており、待っている人は4人ほどいた。この4人が品川利用者だが、広島のぞみを降りた人か、新横浜から乗った人かは不明である。