■四国新顔巡り編1■
2002.07.12

プロローグ(夜行バス ドリーム高知号)

 旅は11時間以上に及ぶ夜行バスから始まった。今まで何度も東京駅からの夜行バスを利用したことがあるが、大半が「ドリーム大阪」で、四国まで乗り入れるのは初めてである。そのうえ、10時間以上の乗車は前代未聞だったので少し不安があった。

 いつものようにヘッドボトルを買って八重洲バスターミナルに向かうと、見覚えのない水色と黄色のバスがつくば行のバスに続いて入線してきた。JR四国バスである。20人の客を乗せたバスは定刻20時50分に東京駅を出発し、霞ヶ関ランプからゆっくりと谷町インターに抜けた。ドリーム大阪は案内を終えると消灯するが、ドリーム高知は消灯まで時間があるので、車内テレビで映画を放映した。映画はバス旅の定番「釣りバカ」である。そして23時過ぎに富士川サービスエリアを出発すると消灯した。

 私が最初に目を覚ましたのは淡路島走行中である。淡路島に車で行ったことはあったのだが、淡路サービスエリアで折り返したので、淡路島をこうして横断するのは初めてである。鳴門大橋の寸前までこらえたが、徳島の出口あたりで力尽き、気が付いたら吉野川SAである。6時半ごろ吉野川SAを出発、川之江JCTを過ぎたら再び眠くなり、高知ICで目が覚める。そして、定刻より5分早く高知駅前に到着した。


■第一章(土佐電鉄ハートラム)  

はりまや橋 8:10 612 知寄町 8:20
知寄町 8:25 629 田辺島通 8:36
田辺島通 8:48 101B 旭駅前通 9:23

 高知駅から土佐電鉄の後免線に乗るために、はりやま橋へ向かう。高知駅前から乗ってもいいのだが、乗換えのほうが面倒なので..。後免線に乗ることにしたのは、お目当てのハートラムが後免に向かってるからである。通学時間帯ともあって自転車通学の高校生で賑わう。路面電車にとっては自動車どころが自転車まで宿敵になる。

 はりまや橋に着くと、目の前で後免行きが発車した。待ってても暑いので、とりあえず後続の列車で西に向かう。どこだか忘れたが、停留所の近くにパーク・アンド・ライド用の駐車場があるのが印象に残った。渋滞に巻き込まれて中心部の駐車場に停めるのと、路面電車を乗り継いで中心部に向かうのではどっちが得なのだろうか。乗った電車は2キロ近く進んだ知寄町止まりなので、乗換え券をもらって後続の列車を待つ。待ってる間、停留所の所要時間表、手帳に写してきたハートラムの運用表を見合わせて計画を練る。次が田辺島通行きでその次が後免行だが、どっちに乗ってもハートラムに乗る距離が変わらない。とりあえず、田辺島通行きというマイナーな行き先の電車に乗る。

 田辺島通に着いた電車は客(といっても自分ひとりだが)を降ろし、後免方に引き上げるが、カーブがあるため姿は見えない。そして数分後、鏡川橋行として田辺島通の電停に戻ってくる。発車まで時間があったので運転手と話をした。ハートラムやごめん・なはり線、先日の台風のことで、運転手の話す土佐弁は少しわかりにくかった。この田辺島通始発が発車して数分後、カーブの向こうからハートラムが姿を現した。

 ハートラムは他の路面電車に比べて大きい印象を受けた。連接車のためそういう印象は当たり前なのだが...。田辺島通のホームにはギリギリかかり、後ろの扉から乗り込む。前の方には結構乗っていたのだが、一番後ろのロングシート部分が空いており、そこに座った。車内は、中間部で向かい合ってる1−1固定クロスシートが高床部に、ロングシートが車椅子スペースの横の低床部と運転室直後の高床部にあるという構造である。

 ラッシュ時のせいか、女性車掌が乗客に整理券を渡したり、両替などをしていた。在来車に比べて非常に静かだが、線路が悪いせいか結構揺れる。はりまや橋到着前では立ち客が15人ほどいたが、県庁・市役所前で空席が出て、上町に入る頃にはガラガラになった。旭駅前通到着まで時間がないのにも関わらず、方向幕を書き写す。

土佐電鉄ハートラム(田辺島通) ハートラム車内

   

ハートラム方向幕
貸切 田辺島通 15 いの 22 文殊通
故障車 升形 16 朝倉 23 いの
試運転 10 上町五丁目 17 桟橋通五丁目 24 朝倉
(空白) 11 ごめん 18 高知駅前 25 鏡川橋
住吉通 12 鏡川橋 19 さんばし 26 知寄町
一条橋 13 知寄町 20 はりやま橋 27 高知駅前
領石通 14 文殊通 21 ごめん 28 さんばし


■第ニ章(ごめん・なはり線)

9:39 736D 高知 9:46
キハ32-13
高知 10:10 4862D 安芸 11:23
9640-1S
安芸駅 11:40 土佐電鉄バス 室戸岬 13:11
室戸岬 13:59 高知東部交通 奈半利駅 14:51
奈半利 15:02 4841D 後免 15:54
9640-10

 旭駅前通の停留所に接してる横断歩道から、ちょっとした商店街に入る。すぐに駅舎が見えず不安になったが、数分ほど歩くと、JR四国直営のパン屋「ウィリーウインキー」が見えてきたので安心した。駅には9時半ごろに着いたが、39分発の736Dは既に入線していた。交換待ちのために9分ほど停車するのである。この辺は比較的駅間距離が短いのにも関わらず、交換可能駅が少ないため、長時間の交換待ちになる。旭で路面電車に乗り換えると、高知経由より役所が近いためか、朝夕は一部の特急が停車する。(→高知−中村

 736Dはキハ32+キハ54の2連で、ラッシュを過ぎたせいか閑散としていた。高知到着時には特急みたいなメロディ付き接続案内を放送した。高知では時間に余裕があったので、お土産および「ウィリーウインキー」でブランチを調達。4862Dに乗るために3番線に向かうと、先ほどまで無かった人だかりが、ごめん・なはり線の眺望車両を取り囲んでいた。

 話には聞いていたが、ごめん・なはり線は大盛況だった。ドアが開いた時点で海側の転換クロスシート、山側の補助シートはすぐに埋まった。席が空いていたとしても、デッキ部分に出るから座らないわけだが。ちなみに眺望車両のオープンデッキが開放されるのは、ごめん・なはり線内に入ってから、つまり後免を過ぎてからである。

 平日の昼間なのに、立席50人以上という状況で高知を発車。後免までの各駅では数人の降車があった。そして後免で待ち受けていたのは高齢者の団体である。私は奈半利寄りのオープンデッキ入り口付近にいたが、入り口が先に開いたのはなんと高知寄りだった。オープンデッキが満員になりそうになったそのとき、目の前の扉が開き、夢中になって満員のオープンデッキへ入っていった。何とか入れたものの客層を見て少し後悔。周りはみんなお年寄りだったのである。

 凄まじい状況で入ったオープンデッキだったが、思ったほど開放的ではなかった。むしろ各地で走ってるトロッコ列車の方が開放的である。とはいえ、間近で見る海は気分いい。列車に乗りながら、海と対面状態になるのはつばめ以来だが、こちらは直接海が目の前に広がるのである。当然ながら、オープンデッキには人だかりができているので、車内の客はほとんど海を見ることができない。逆にいえば、オープンデッキにいる自分は、各駅での乗降具合がどんなものか観察できないというわけなのだが。

 夜須を過ぎると、トンネルに入ることがある。このトンネルがクセ者で、オープンデッキにはかなりの風が吹き込むのである。その風はメガネが吹き飛ばされるくらいである。そのため、トンネルに入る前には注意の放送が入る。しかし、入ってみたところ思ったほど強くなかった。あなないの先の新城トンネルでは、風に耐える乗客を観察する余裕ができたぐらいである。何も吹き飛ばされずに安芸に到着した。

ごめん・なはり線眺望車両(安芸) オープンデッキから見た海

 安芸では3割ほど入れ替わった。私も奈半利までの往復だけでは面白みに欠けるので安芸で降りることにした。ワイド周遊券を持ってるので精算をする必要はない。安芸駅はごめん・なはり線の中心駅で車両基地もある。唯一の有人駅で、高知へのきっぷはもちろん、本州方面のきっぷも発売している。駅舎はちばさん市場というお土産屋を兼ねており、むしろそっちの方がメインだった。ここでスタンプラリー用台帳をゲット。ネットでもわかりにくかった、やなせたかしキャラクターデザインの駅毎キャラの全貌が明らかになる。ちなみに安芸駅は「あきうたこちゃん」である。

 安芸からは室戸岬までバスで移動するが、バス停らしきものが見当たらない。仕方が無いのでタクシーの運転手に聞いてみたら、駅前左方に室戸岬行きのバスの時刻表があった。バスは安芸営業所を5分ほど前に発車したもので、途中市役所を経由していく。安芸駅発車時点では客は3人だったが、市役所では2人ほど乗ってきた。バスはごめん・なはり線と並行するわけではなく、たまたま高架橋が見える程度であった。

 安芸駅を発車しておよそ40分後、バスは今まで走ってきた国道をはずれ、奈半利駅に立ち寄る。駅併設の物産センターに結構人がいたものの、乗ってきたのは2人しかいなかった。その後、室戸市内で数人の乗降があったものの、岬寸前の岬中町でついに一人になった。そして貸切状態で室戸岬にたどりついた。

 当然、室戸岬では一人っきりだった。宗谷岬でも一人っきりだったけど、あれは日没後だからである。そのうえ、お土産屋のシャッターは閉まっており、あるのはバス待合所を兼ねた喫茶店のみである。バスの折り返しまで48分も時間があったので展望台から海の方へ降りた。海岸は岩礁が並んでおり、その岩礁に向けて太平洋の波が激しく打ちつけていた。もちろん人の姿はなく、打ちつける音のみが響いていた。10分もすると海岸も飽きてきたんで、小さい遊歩道を経由してバス停の方に戻る。

 室戸岬には海を眺めるように幕末の人間の銅像があるが、坂本龍馬ではなく中岡慎太郎である。中岡慎太郎は奈半利駅からバスで20分ほど山のほうにいった北川村の生まれで、龍馬ととも薩長同盟のために奔走した。しかし、京都の近江屋で龍馬とともに暗殺され、29年の生涯を閉じた。歴史の碑を読み銅像を撮影してると、親子の観光客が声をかけてくれたのでデジカメで写真を撮影してもらった。それでもまだ20分近く時間が余ったので、先ほどの喫茶店でバスの切符を買い、暑いなかウロウロしながらバスを待った。

 帰りは行きと違って、バス停には観光客が4〜5人待っていた。空港直通の急行バスとあって新型の低床式バスを期待したが、期待ははずれ中古の観光バスだった。奈半利駅に着く頃には客は10人ぐらいになっていたが、奈半利駅では全員降り、ほとんどが列車に乗り継いだ。奈半利駅も観光物産センター「無花果」が併設しており、乗換え時間がないにも関わらずお土産を購入。ホームへのエレベーターに乗る頃には発車5分前だった。

室戸岬 ごめん・なはり線一般車両(奈半利)


 帰りの列車も、第3セクターの平日の昼間の末端駅とは思えない利用率だった。お年寄り10名以上の団体2組が利用してるせいもあるが、それでも開業フィバーがおさまってない感じがする。お年寄りの団体のために、単行のお座敷列車が欲しいところだが、観光需要の予測がつかない今では難しいところである。しかも、安芸以北では快速と普通が1時間に1本ずつ走り、臨時スジをひく余裕がない。

 現実的な案としては、JR四国からキハ185の2連を購入のうえ、1両の半分をお座敷改造して快速に導入するくらいかなと思う。土讃線には新型気動車が入り、2000系が「剣山」や「むろと」に導入となれば、185が余剰となる。分割民営化直前の車両で車齢は若いし。とはいえ、この混雑はここ数ヶ月間だけかもしれない。

 発車間際に乗った自分はもちろん座れなかった。仕方が無いので運転席後部の広いスペースで、乗降客の邪魔にならないように前面の景色を見ていた。安芸まではそれほど乗降がなかったが、安芸では奈半利寄りのクロスシートに座ってた団体+10数人が降りたため、少し空いてきた。

 安芸からは快速運転で安芸−和食−夜須−あかおか−のいち−後免町−後免の順番に停車する。安芸−和食で3駅通過するのを除いて、1駅とばしの隔駅停車である。快速は午前中は少ないが、午後から毎時1本になる。普通列車に2時間ブランクがある間に走る快速は停車駅が増え、安芸−和食−夜須−香我美−あかおか−よしかわ−のいち−後免町−後免となり、夜須からのいちまでは各駅に停車する。これは1往復設定されており、駅の時刻表では緑表記になっている。合計8往復の快速が設定されており、第3セクターとしては快速みえが乗り入れる伊勢鉄道に次いで快速が多い。

 快速のスピードはどうだろうか。後免−安芸間の距離は27.9キロ、平均駅間は4.6キロ。そこを最速28分で結ぶから表定速度は59.7キロである。29分でも57.7キロである。距離は高徳線の高松−讃岐津田に近く、うずしおはそこを3駅停車で26分で結ぶ。うずしおは振り子制御で最高速度130キロだから、なはり線快速は意外と速い。

 快速は一線スルー構造の穴内を時速100キロで通過、片面ホームの赤野通過時は最高速度の110キロをマークした。あかおかでは下り列車との交換のため、駅の100メートルほど手前で一旦停止する。のいちや後免町で10人ほどの目立った乗降はあり、もう1団体は後免で降りた。快速は南風のほか普通列車に接続するが、乗り換える人は数人だった。

■第三章(一度本州へ)

後免 16:08 50D(南風20号) 宇多津 17:47
2213
宇多津 17:58 172M 坂出 18:02
モハ112-3
坂出 18:06 3170M 岡山 18:46
クハ212-2

 後免から乗る南風20号は普通列車阿波池田行きを追い抜く。この普通列車は大歩危でも後続の南風に抜かれ、うまい具合に緩急結合ができている。乗車率は50%ほどだった。列車は土佐山田を過ぎると、本格的に峠越えになる。大歩危では観光案内の自動放送が流れ、トンネル間からは絶壁が続いてるのがよく見える。景色はいいのだが、線形が悪く高速バスとの勝負が不利になっている。琴平まで来ると山岳区間が終わり、讃岐平野が続いてく。この南風うずしおとの併結のため宇多津に停車する。そのせいか多度津は通過となり、その注意放送が何度か流れる。丸亀でまとまった乗降があり、宇多津到着前に併結のため一度停車する。

うずしおと併結する南風(宇多津) 快速サンポート(宇多津)


 このまま南風に乗っても岡山に行けるが、デビューしたばかりのサンポートマリンライナーを乗り継いで遠回りしても乗るMOMOは同じだから、そっちのルートで行く。周遊きっぷで本州方面に途中下車すると車掌に説明するのも面倒だし。カレーパンマン仕様の宇和島行きしおかぜの併結を観察してると、カレーパンマンみたいな113系サンポートが入線してきた。

 JR四国の113系はJR東日本から譲渡してもらったものだが、昔どこの電車区に在籍していたのか少し気になる。車内は関西のやつみたいに転換クロスシート改造されており、ドア上LED表示板が千鳥配置でついていた。そしてドアの開閉時にはチャイムが鳴りまさに新車のようだが、動き出すと懐かしいものがこみあげてきた。モーター車に乗っていたせいもあるか。今回乗った部分は全てスラブ区間だが、地平部分で乗るともっと懐かしいだろう。ちなみに側面方向幕はただの「高松」表示だったが、快速をつけて欲しいところである。

 2面3線の高架駅坂出に着くと、急いで改札を抜けて、岡山までの切符を購入。岡山・松山方面のホームに上がるとすぐにマリンライナーが入線してきた。乗車率が高く、席はほとんど埋まってた。しかし、坂出での降車客は多く、何とか座ることができた。8年振りにわたる瀬戸大橋は、夕陽が差し込んできて奇麗だった。児島ではまとまった乗降があり、瀬戸内海をはさんだ地域の結びつきの強さを垣間見ることができる。

 櫛形ホームに入線する117系サンライナーを見て、岡山に来たことを実感し、路面電車乗り場に向かう。


■第四章(岡山電気軌道MOMO)

岡山駅前 19:15 岡山電気軌道 東山 19:35
9201A
東山 19:37 岡山電気軌道 岡山駅前 19:53
8101
岡山 20:01 3179M 高松 20:59
クロ212-5


 MOMOは13分発車予定だが、11分頃になっても姿を現さなかったので、時間間違ったのではないかと少しあせる。しかし13分になって、南側から向かってきたので安心する。私以外にもMOMOを待つ子連れ主婦の姿もあり、MOMOのアピール性の高さを実感する。

 遅れてるせいもあってかすぐの折り返しとなった。デビューして1週間も経ってないせいか、岡山電気軌道の営業担当の人も同乗しており、顔なじみの乗客と会話をしていた。木目を基調としたデザイン、乗降ドア付近のインテリア、車内照明はやはり水戸岡デザイン独特のものがあり、JR九州の特急好きな自分は当然気に入った。すべるようなモーター音も比較的静かである。これはあとで気付いたのが車内にはポストがあり、たまたま車内を撮影したら、ポストに投函してる女性の写真が撮れてしまった。

 最初100円区間のみ乗る予定だったが、居心地が気に入ったので入庫する東山まで乗ることにした。門田屋敷では左折する自動車が邪魔をするため警笛を鳴らすが、うるさくはなく心地よい。岡山駅前発車時点では客は6〜7人ぐらいだったが、東山到着時は自分ひとりだけとなった。100円の切符と10円玉4枚を整理券入れに入れて降車。MOMOが車庫に向けて去っていくと、バッディングセンターからヒットする音のみが東山の停留所に響いた。

入線するMOMO(岡山駅前) MOMOの車内ポスト

 東山からは一般車両で戻る。東山発車時は、乗客は女子学生4人組みだけだったが、県庁前でサラリーマンが乗り込んできた。城下でさらに乗り込みがあって、席はいっぱいになった。ワンコイン効果は大きい。

 岡山駅前に着いたのはマリンライナー発車8分前だった。グリーン車の乗りおさめをしようとみどりの窓口に向かったが、時間ギリギリのせいか車内でグリーン券を買うように言われた。夕食も買わずに、急いで11番線に向かう。乗った車両は桃太郎塗色、乗車率は50%ほどで当然ビジネスマンがメインだった。

 グリーン車に乗るのは初めてである。初めてのグリーン車は213系だが、特急と変わらない印象を受けた。しかし、周りがスーツ姿ばかりだったので、今まで乗った列車と空気がまるっきり違っていた。椅子は当然ながらリクライニング可能だが、360度方向を変えられるのが仇となって結構ガタがきている。

 四国に入り、坂出では2番線に到着。向かい3番線の普通列車今治行にすぐの接続をする。この今治行はキハ58+キハ65の架線下ディーゼルで、伊予西条以西では最終普通列車になる。それでも、終点の今治で最終しおかぜに接続するから予讃線のダイヤはすごい。

 高松では21時前に着いた。しかし「サンポート」の飲食店は21時で閉店、ファーストフードの店しか開いてないので、飲食店を求めながらホテルに向かう。静まり返った国道30号線を歩いてると、兵庫通という比較的賑やかな通りを発見。店は数軒開いており、ようやく夕食にありつくことができた。そして22時前にホテルにチェックインをした。